アオウミガメがやってきた!

三陸水産研究センターにアオウミガメがやって来ました!
このウミガメは東京大学から預かって数週間の間、センターの水槽に居候することになります。

釜石市のお隣、大槌町にある東京大学大気海洋研究所・国際沿岸海洋研究センターでは、
三陸沿岸の定置網に迷い込んだウミガメを保護して、
発信機やデータロガーなどを取り付けて放流し、ウミガメの生態を解明するため研究を行っています。

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朝9時、まだお眠のご様子

しかし国際沿岸海洋研究センターは東日本大震災で被災し、現在は浸水を免れた施設3階部分と飼育水槽の一部のみ復旧しており、高台に新施設を建設中ですが、
現状ではウミガメを収容する水槽の数が足りないため、本センターの水槽で預かることになりました。

三陸沿岸にやってくるのは、アカウミガメが多いのですが、今回やってきたのはアオウミガメ。
このウミガメは船越湾の定置網に迷い込んだ個体で、まだ小さく若い個体のようです。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

水槽の壁にぶつかって怪我をしないように、狭い水槽に入っています。

今月中にも、ロガーを取り付けられた上で海へと帰されることになります。

ちなみに三陸地域では、ウミガメが定置網に迷い込むと、お神酒を飲ませてから海へ返すという風習があり、
豊漁の象徴として大切にされています。(同様の風習は日本各地にあるようです。)

彼(彼女?)も、お酒を飲まされて、ほろ酔い気分で海へ帰っていくことになるでしょう。

なお、7月16日には大槌の国際沿岸海洋研究センターにて施設の一般公開が予定されており、
同センターで保護されているウミガメとふれあうことが出来ます!

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