新たな展開に向けての協力体制の整備

三陸水産研究センターの来年からの重要なミッションとして、水産システム学コースの立ち上げと学部学生、大学院生の受け入れが加わります。 実際に学生を釜石のセンターに受け入れるのは上田キャンパスで2年間基礎教育を修めた学生を平成30年から受け入れることになりますが、センターの教員の教育に関連する活動は今から始めなければなりません。学生の募集要項、受験生確保のための関係機関、高校等への挨拶回り、カリキュラムの実施体制の整備、履修の手引き等の作成等々、本当に待った無しで、やらなければならないことが山積しています。

今日は釜石商工会議所、釜石観光物産協会、東北銀行釜石支店、岩手銀行釜石支店、新日鉄住金釜石製鉄所、釜石まちづくり会社を訪問させていただき、新しい水産分野の学部、大学院教育の概要の説明と協力要請をさせていただいた。 岩手大学の学生諸君が釜石の地を学び舎として来ることへの釜石での期待の大きさを感じるとともに、水産に限らず、実に多くの分野での連携が可能であることが分かり、大変有意義な挨拶まわりとなった。 今後とも多くの皆様と様々な繋がりを持って、新しい人材の育成と研究活動を通して新たに得られたノウハウを地元の復興にお役に立てることが出来るように努力を重ねて行きたいと思います。 今後ともご指導とご鞭撻のほどをお願いする次第です。

昨日、北大の石村学志君から週刊朝日の記事を受け取りました。 それによると、女子の農学分野への興味が本物として認識されてきており、いくつかの大学は農学分野を前面に出して女子学生の獲得に動き出しているとのことでした。農学が注目されているのはある意味で生活科学であり、毎日の生活の中で行かせる分野であると思います。水産の分野も生活科学であるといえるので、女子力をフルに生かせる分野であるべきと私は思います。今後の学生獲得とカリキュラムの中身の検討をする中で女性を強く意識した工夫が必要でありそうです。

2015年4月17日 田中教幸

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